「いいか海老沢。この先、おまえはチヤホヤされるかも知れない。はたまた、鳴かず飛ばずでクサクサするかも知れない。
だけどな。
曲を書け。
それが、お前の本分だ。」
なるほど。
今、改めてその言葉がしみる。
また、とある人の言葉。
「他の人を幸せにするのも、自分を幸せにするのも楽曲しかない。」
なるほど。
そしてまた、ある人の言葉。
「海老ちゃん。今は悩む時期よ。悩んで悩んで曲を書かなきゃ。」
なるほど。
この道を選んだ以上、覚悟を決めて曲を書いていく事しかないのだ。
おれみたいな人間が、社会に接していく術は、これしかないのだ。